看護師には医師をサポートするだけでなく、フィジカルアセスメントという重要な役割も担っています。

アセスメントは評価という意味であり、患者の外観を見て体調を評価します。
例えば患者が眠たそうな顔をしている時、「睡眠はしっかりとれていますか」などと声をかけ、単に睡眠不足によるものなのか、あるいは脳神経系の異常によるものなのかを見極めます。もし、問いかけに対して反応が鈍い場合は、緊急性が高い可能性があるため、横になってもらい血圧を測定する事になります。このように患者に質問し、その反応から体の状態をチェックし、緊急性があれば速やかに処置する事が看護師には求められてくるのです。また患者の体調を評価する際、正常な状態と比べて患者がどの程度体調が良くないのかを正確に判断する事が重要です。

フィジカルアセスメントには視診や打診など4つの技術があります。
例えば打診では音の聞こえ具合によって異常の有無を判定し、もし異常があれば次の段階に移る事になります。これら一連の処置から、患者の状態を把握していくのです。患者から入手した情報は医師が診断する上では重要な判断材料となる他、看護師にとってフィジカルアセスメントは患者との信頼関係を構築するには必要不可欠な手法と言えます。看護師はフィジカルアセスメントを上手く活用しながら、医師と患者の関係では難しいようなきめの細かいフォローも求められています。